木花

コノハナ

「ケルトの白馬」

イギリス児童文学に多くの作品を残した

ローズマリー・サトクリフ

彼女は二歳のころの病気がもとで

生涯車椅子の生活を送ったそうですが

ケルト神話ギリシア神話

古代ローマブリテンの歴史などを背景に

人々の暮らしも運命も戦いも

まるで見てきたか、体験したかのように容赦なく

描写される物語に圧倒されます。

 

本を読んでいると、あまりの衝撃で

しばらく呆けてしまうというか

二、三日心の整理がつかなくなることがあるのですが

ケルトの白馬」もそういう本のひとつでした。

 

ロンドンから西へ向かい

アフィントンにある白馬の地上絵。

この絵が描かれた経緯を

サトクリフは想像し、物語にしました。

彼女が史実から伸ばした空想の羽は

きっと、遠い昔、そのような暮しと

そのような人たちが真実在ったのだと

感ずるような、空気をまとっています。

 

サトクリフの物語を全て読むには

まだ時間がかかりそうです。

同時に、彼女が書いた文章を

原文でも読んでみたくなって

原書を二冊ほど取り寄せてみました。

英語でどんな風に物語が表現されているのか

読み終えることができるかどうか

時間をかけて楽しんでみようと思います。