木花

手しごと コノハナ

土用

六月くらいまで、集中する力が働いていて

それから弾けて、まとまらなくなり

いま

少しずつ、自分本来の力加減に戻ってきているような

そんな感覚です。

 

そんな心の動きをよそに

田んぼの稲はぐんぐん生長し

いつのまにか穂に米粒がついています。

 

畑も草刈りをしていると

昨年や、もっと前の種から芽吹いたのか、

ひょいと伸びている葉っぱに出合います。

 

何にもないのに、

何を糧にこんなに生えてくるんだろうと思い、

何にもないから生えることができるのだと

ふっと、気がつく。

その繰り返しです。

何もなければ、大地はこんなにも力強い。

 

土用は、自分を見つめる良い機会。

心に生まれた色々なものを

よくよく吟味しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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七月のむらのわ

雨の後、勇気を出して畑に行ったら

そこは奥深い、ジャングルになっていました。

(草刈りのさぼり過ぎ)

 

シュッとしたのやら、柔らかいのやら

草丈一メートルの草原に

埋もれるように、いつか蒔いた大豆や落花生

きうり、茶綿が葉を広げ、

蒔いてなくても出てきてくれる赤紫蘇や

ワイルドチェリートマトが伸びていた。

植えたときのまま、一向に育たない韓国唐辛子の苗。

いや、少しは大きくなったよね。

バジルは何度植えても虫に喰われてだめだったけど

ごまとハブ草の苗は、無事に生えていてくれる。

きっと虫にはおいしくないに違いない。

背丈ほどになって咲いている、人参の花と

実をつけたディル。多分、ディルだと思うのだけど

もしかしたらフェンネルかもしれない。

よく分からない。食べきれないくらいなってるから

皆に配りながら、どちらなのか訊いてみる。

春にもらったレモングラスもぐんと伸びていた。

 

夏野菜、この時期に、この大きさでは

実がなるのは秋になってから。

今は、ネギとかニラとか、ジャガイモ掘り。

ちょっと前に、ひとつだけ実をつけたスモモを食べた。

スモモの味がした。

秋に植えたアリウムが丸い赤紫の花を咲かせている。

なんにもしなくても生えてくる、このひとたちの

糧はどこから来るのだろうといつも思う。

畑には、なにも入れていない。

思い出したように一掴みの糠をまくけど

それだって年に二回くらい。

このひとたちは、なにを食べて生きているのだろう。

なにもなくても、生きている。

 

あ、むらのわでした。

明後日の市場は、お結び弁当と杉の下駄。

おむすびと、ジャガイモと玉ねぎ、

池田さんちのズッキーニでおかずを作ろうと思います。

ディルだかフェンネルだかの種も入れましょう。

 

のんびりと、遊びにいらしていただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「夜の歌」

新聞に載っていた、なかにし礼さんの記事を読んで

彼の作品に、初めて触れました。

小説ですが、戦争を体験した自伝が軸になっていて

圧倒的な体験の数々に、読むほど言葉を失くします。

 

この人が人生を通じて背負ってきたものを

私はひとつでも背負って生きられるとは思えない。

人間一人が抱えることのできる闇の深さ大きさに驚く。

 

ひとつ、そうだろうと思うことがある。

「戦争を憎む世代によって平和がもたらされることはない。

平和を愛する世代によって平和はもたらされる。」

 

だから、事実を知った上で、すべきことは

ただ平和を求めることだと信じている。

 

戦争によって、肉親によって

与えられた闇を、彼は、全て、受け容れた。

愛の人なのだと、思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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六月のむらのわ

雨が降ると草がわぁーっと生えて

あぁ、草刈りせねば、と思うのですが

草の勢いの方が上。

そういうときは、立ち尽くすし

いのちの勢いに圧倒されてしまう。

小さな苗が埋もれて消えないように

こつこつ、またやり始めます。

やると言ったって、暑いとか疲れたとか

すぐに家にひっこんで休むのだけれど。

 

明日はお結び弁当と杉下駄、

手縫いものを用意しています。

どんな一日になりますか、楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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うさとの服展 出店

ご縁をいただいての出店です。

初めての遠出。初めての場所。楽しみです。

ぜひお立ち寄りください。

 

うさとの服展

六月九日(金)~十一日(日)

一〇~十六時(最終日は十五時まで)

 

※木花の出店は六月九日のみです。

少し早めに退店させていただくかもしれません。

 

ギャラリー 美術サロン遊

三重県菰野町杉谷二三二六の二八

電話・〇八〇-四八四一-八六三六(コウヤマ)

 

 

 

 

 

 

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「天湖」

石牟礼道子さんの著。

湖の底に沈んでしまった在りし日の村へ

いまも夢のなか、通う村人たち。

村人であった祖父のため、湖を訪ねた都会の青年。

水没を免れた寺に生まれた若住職。

 

それぞれの人生にある背景からくる言葉と

沈んでしまった村にあったものが

余韻を持って絡み合う。不思議なお話し。

 

途中、若住職が語る言葉に耳を奪われる。

分からないということを分かっているのは

尊いことだと思う。

 

本が終わるころ、青年は気づく。

 

「はじめに小さな川や泉があった。風や雨があった。

人がいた、心があった。声がゆき来していた。

歌が出現した。互いの魂に呼びかけるために。」(本文より)

 

世界はそんな風に生まれたのかもしれない。

人間が話す言葉など

そのずっと後にようやく生まれたのだろうと思う。

 

言葉は人間が創り出したひとつの形に過ぎない。

感じることのほうが真実だ、と思う。

 

 

 

 

 

 

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美杉むらのわ市場

ここ数日で草も木も緑が増して

大好きなバラの花、スパニッシュビューティーも

咲き始めました。畑のカモミールも元気いっぱい。

日曜日のむらのわで、お茶にしようかと企んでいます。

筍、わらび、ウドも

百姓池田家さんの野菜もあります。

お弁当のおかずを考えるのも楽しい季節です。

 

五月十四日のメニューは

・お結び弁当

・春やさいの中華スープ

カモミールティ

・水出しローズティー

 

下駄とわらかご、手縫いものも少々。

あずま袋つくりの体験もしようかと思います。

そう言いながら、スープよそったり

ついフラフラと出歩いたり、話が長かったり

どうなるか分かりませんが、気持ちだけは持っていく予定です。

 

新しいむらのわの始まりの日

お天気もよさそうで、市場から眺める山の緑がきっと綺麗。

楽しみです。

 

 

 

 

 

 

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